2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧

星新一が没にしたアイデアと着想法 〜『できそこない博物館』を読んで

星新一が自身の没作品を紹介しながら、アイデアを小説に落とし込むまでの思考過程を述べたエッセイ本を書いており、これがまたおもしろい。『できそこない博物館』と題しており、星新一のショート・ショートにありそうなタイトルなのもより惹き込まれる。 と…

名探偵津田は筒井康隆を越えられるか?

先日の「水曜日のダウンタウン」は腹を抱えて爆笑した。先週の次回予告から名物企画「名探偵津田」の放送を待ち侘び、放送当日に急な残業が差し込まれないように祈りに祈った甲斐がある。藤井健太郎、この世に生まれてきてくれてありがとう… 名探偵津田の面…

次にくる料理ベスト11

ショート動画を眺めていると、とにかく過度に強い言葉で大袈裟に料理を褒めまくる動画の多さにびっくりする。いつのまにかお決まりの構文で誇大広告気味に締めくくる動画ばかり流れてくるようになってしまい、自分だったら何をどういう文脈で薦めるかなんて…

離婚した父が乗っていた車を譲ってもらった 〜幼少期の思い出と大好きなロードムービーたち

母が実家の車を廃車にしようとしていたので無理を言って貰ってきた。その車は恐ろしく燃費が悪く、20年前の車なので重量税もバカにならず、さらにはハイオクℓ9kmで走るというとんでもない車なのだけど、離婚した父が幼少期に家族旅行やディズニーランドに連…

ドミニク・チェンの本を貸してくれる職場の先輩

突然ふと社会人以降で嬉しかった出来事を思い返したくなった。恐らく20代半ばで早くも中年の危機を迎え、また同質性の強かった友人たちをライフステージの変化によって失いつつあるからだろう。直近数年の良かった思い出を再発見し、はてなブログに記録とし…

「先取りの剽窃」に怒りの日々

「先取りの剽窃」という言葉がある。 これは後代の作品が原典から多大な影響を受けてしまい、後代の作品に慣れ親しんだ人たちが原典を贋作やパクリに感じてしまう現象を指す言葉だ。ガンダムにおける『月は無慈悲な夜の女王』やタランティーノの『デス・プル…