令和の時代にTSUTAYAでDVDを借りるなんて

表題の通り、初めてTSUTAYAでDVDを借りてきた。まさかストリーミング配信全盛期にDVDを借りるなんて想像だにしなかったので自分自身驚いているし、帰宅してもTSUTAYAに入った高揚感がまだ抜けない。

 

とはいえ、大人になって令和の世にDVDをレンタルすることへの驚きよりも、後述する理由によっていまだにDVDのレンタル業を続けてくれているTSUTAYAへの感謝の念でいっぱいになったことを強調したい。

 

というのも、この数年ずっと見たいと思っていた映画が近所のTSUTAYAにあったのだ。僕にはオンデマンド配信されたら絶対見ようと決めていた映画がいくつかある。

 

・『HANA-BI

・『Ghost World』

・『うなぎ』

・『ベルベット・ゴールドマイン

・『ミツバチのささやき

・『蜘蛛女のキス』

 

パッと箇条書きで思いつく以上の映画はアマプラやネトフリ、U-Nextでサブスク配信、有料配信が開始されたらすぐに見ようと決めていたものばかりでずっと気になっていた作品たち。なのだが、これらの映画がなかなか配信されない。いつか機会があれば見ようと思って気づいたら2,3年も経ってしまっていた始末。絶対配信されないじゃんと理解した。

 

もちろん、配給側がストリーミング配信しない判断をしたのも分かる。そもそも映画というある形式を伴ったメディアを映画館以外で受容することに争点がありそうだし、以前spotifyなどで話題になった配信収益の問題などもあるのかもしれない。

 

総じてストリーミング配信しないことへの逆恨みなどはないのだけども、やっぱり映画をストリーミングで見ることが当たり前になった世の中において、ネット配信されていない映画を視聴するハードルは高い。配信サービスのプラットフォーム下にないと、選択肢の俎上にも上がらなくなってしまうので僕みたいに気づいたら見たいと思って数年経ってたなんてこともよくありそう。

 

そんな配信サービスから捨象されて埋もれてしまった映画を安価に気軽に見たいとなった時に助かったのがTSUTAYAのレンタル業。以前まではDVDレンタル業が下火になっていくニュースなんて他人事に受け止めていたが、大人になってから映画への興味が増してTSUTAYAの顧客になるなんてパターンは意外とあるのかもしれない。

 

このご時世に負けずレンタル業を続けてくれてありがとうと声を大にして言いたい。TSUTAYA、ありがとう…

 

にしても本当にいつぶりだろう?
子供の頃、ポケモンのアニメやジュラシックパークの映画を親にレンタルしてもらって以来のTSUTAYAだったのかな。これからも借りにいこう。